BSパススルー CATVがひかり化


地デジBS分波器

CATVがひかり化

現在利用している、CATVが光になりました。
当初テレビだけに使用していたCATVですが、数年前にADSLの終了を機会に、インターネットもこれに加入し、電話も加入しました。
セットだと割安になるというプランです。
当時はインターネットは光ではなく、12Mbpsで3800円という価格でした。
それぞれにTVとのセット割引がありますので、まあまあの価格といえます。
今回は、TV会社の都合で光回線にしたので、価格はそのままで30Mbpsの速度になりました。
まあ、特に速くなったという感じはしませんが。

BSパススルーになる

これまでのCATVは、同軸ケーブルを使用していたため、BSの本来の高周波(1000MHz~1500MHz)を長距離送るのは難しかったようです。
BSの高周波を地デジ(470MHz~710MHz)以下の周波数に変換して送信していたのだと思います。
そのためCATVからのケーブルをTVに直接接続すると、地デジは見れますが、BSは見ることができませんでした。
BS放送を見るには、必ずCATV社の専用チューナーを通して見ることになり、テレビのリモコンと専用チューナーのリモコンの両方を操作しなければなりません。
ところが、光ケーブルになると、BSの周波数をそのままで送れるようになります。
これを「BSパススルー」といいます。
これにより、CATVからの電波はアンテナからの電波と同じ扱いになります。
つまりこのケーブルは分波器で地デジとBSに分けることができ、TVやビデオデッキに直接接続できます。
CATVの長年の課題だったBSの番組予約録画が、ようやくできるようになり、TVも一つのリモコンで済むようになりました。不要になったCATVのリモコンは、さっそく電池を抜いて邪魔にならない場所にしまいました。

CATVとIT

難視聴地域やアンテナが不要ということで、山間部やマンションで優位を誇ったCATVです。
それが光ケーブルになり、「BSパススルー」になり、インターネットもサービスできるようになりました。
ところが、光インターネットの方に「ひかりTV」というものがあることが分かりました。
つまり光インターネットを入れれば、CATVの代わりになってしまうということです。
さらに、netflixやアマゾンプライム等のネットTVが勢いを増しています。
当初CATVの営業は「接続できるTVは一つ」とか「専用ビデオ&チューナー」さらに「解約違約金」といった独占の優位を誇った商売をしていましたが、ここにきてかなりの曲がり角に立っているような気がします。
というか、生き残るのが難しい職種になるかもしれません。
今の時代は、企業の栄枯盛衰も激しいようです。いずれにしろ、いくら優位でも、独占やおごりはやめておいた方がいいでしょう。
現在は大手のIT企業が世界の富を独占しています。
しかし、CATVの優位さがなくなるように、IT企業の優位さもいつまでも続くものではないと思います。

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