温暖化と異常気象 – 2015 アーカイブ


上空の寒気と偏西風(クリックで拡大) 週間寒気予想

・東京24度、三重で夏日(12/11)

12月11日、東京では24度、三重では25度を越す夏日となったようです。12月としては記録的な暑さです。

・札幌大雪(11/25)

札幌市では午前9時の時点で44センチの積雪を観測しました。札幌市で11月に積雪が40センチを超えるのは昭和28年以来62年ぶりです。(NHKより)
暖冬予報と暖かさからの不意打ちの大雪です。今年もまた大変な冬になりそうです。

・秋雨前線と台風26号(11/18)

11月の下旬なのに、秋雨前線が停滞しています。10月に降らなかった分11月になったのでしょうか。これは10月分ではないと思いますが、台風26号も発生したようです。やはり本当に暖冬になるのかもしれません。

・また暖冬予想 (11/11)

気象庁は南米・ペルー沖の海面水温が平年より高くなる「エルニーニョ現象」が続いていて、先月は海面水温の平年との差が過去3番目まで拡大したと発表しました。
・10月は乾燥状態
この影響で、10月は、上空の偏西風が南に蛇行して、秋雨前線が平年より南に位置し、雨量は東日本で平年の41%、西日本の太平洋側で37%だったそうです。
・南岸低気圧と大雪に注意
エルニーニョ現象は来年の春ごろにかけて続く見込みで、この冬は日本付近の上空に寒気が流れ込みにくく、北日本を除く広い範囲で暖冬が予想されるということです。その一方で、低気圧が日本の南岸を通過しやすくなるため、寒気の流れ込みと重なると太平洋側でも大雪となる可能性があるということです。

・温室ガス最高値 (11/10)

昨年の温室効果ガスが最高値を更新したと、世界気象機関(WMO)で発表されました。新興国の開発が盛んになり、化石燃料の消費増や森林の減少が影響ということのようです。
先進国の日本でも火力発電復活で増えていますから、人のことは言えないでしょう。不安定な太陽光などでは、化石燃料方式の代替にはならないのでしょう。
原発や火力発電の代替エネルギーの開発にノーベル賞をやるべきだと思いますが。

・北極海は暖かい?(11/6)

晴れて暖かい日が続いています。上の画像で一番薄い色が0度です。日本付近は太平洋からの暖気に覆われていることが分かります。拡大するとアジア全体が表示されて、シベリアに一番の寒気があり、その北の北極海より寒いことが分かります。

・早くも南岸低気圧 (11/2)

乾燥続きの中で久しぶりの恵みの雨ですが、いきなり爆弾低気圧になりそうです。上空に弱い寒気と、南岸低気圧に南からの空気で積乱雲が発達ということでしょう。東京、関東地方は雷や竜巻に要注意です。

・寒気の南下と冬型「木枯らし1号」 (10/24)

かなり強い寒気が南下して西高東低の冬型になっています。北海道は積雪や暴風、日本海側は雪ではないが雨の予報が出ています。いよいよ冬型の季節になりました。先週までの夏日のような残暑から急変です。温暖化の時代は服装も住宅も以前とは考え方を変えないといけないかもしれません。単純なクールビズや衣替えはもう通用しないようです。
24日夜に、東京他各地で「木枯らし1号」が吹いたそうです。また暖冬予報がはずれそうです。

・北海道は吹雪(10/13)

北日本の上空に、シベリアからの強い寒気が下がってきています。もう冬という感じです。暖冬予報は今年もはずれそうです。温暖化が進むほど寒気の南下が強くなるような感じがします。夏は猛暑、大雨、冬は厳寒、大雪ということでしょう。大変な時代になってしまいました。
今年は9月頃から気温が低く、インフルエンザの流行も早いようです。寒さには何もいいことはありませんが、紅葉だけは綺麗になるようです。

・爆弾低気圧(10/2)

台風21号くずれの低気圧が急速に発達して爆弾低気圧になり、全国的に暴風雨となりました。その気圧は946hpa、台風21号が与那国島で風速81mを記録した時が965hpaですから、その猛烈な強さが想像できます。

・この冬は暖冬?冷夏が猛暑

気象庁の寒候期予報によるとこの冬は6年ぶりの暖冬になるとのことです。エルニーニョ現象の影響で、上空の偏西風が蛇行し、日本付近では南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなるとの予報。
ただし、同じ理由で、今年の夏は冷夏という予報だったが、猛暑続きの夏となった。また残暑は厳しいということだったが、これも秋雨豪雨ので寒い9月という結果になった。このように予想通りにいかないから、異常気象ということになるのかもしれません。
寒冷地の住民としては、暖冬はありがたいですが、ちょっと信用できません。また、暖冬は-10度が-8度になるだけで、南岸低気圧の大雪ということになるかもしれません。いずれにしろ寒冷地の冬が厳しいのは変わりません。

・関東豪雨 (日本の災害対策を超える2個の台風と豪雨)

(9/11)
台風18号崩れへの南風と、台風17号からの東風にはさまれた関東と東北に、かってない大雨が降りました。今年は台風が2個づつ発生しています。特に18号は日本のすぐ近くで発生し、いきなり上陸してきました。もう日本は温帯ではなくなってしまったようです。台風や集中豪雨には慣れていて対策も進んでいる日本ですが、それを超える異常気象が発生し始めているのかもしれません。

・寒い8月と台風15号(8/26)
今朝は18度、昨日(15度)から寒いです。松本ではSKF(サイトウ・キネン・フェスティバル)がおこなわれていますが、小澤征爾さんはダウンのジャンパーを着込んで松本入りしていました。高齢者はもう冬支度です。
台風15号といえば、伊勢湾台風というイメージがありますが、検索したら、昭和34年9月26日と載っていました。ちょうど一ヵ月後になります。強さは930hpa今回の15号は945hpaくらいですか。沖縄では電柱が倒れ、車が吹き飛ばされていました。数も強さも昔とは違ってきています。9月26日まで後何個できるのでしょう。大変な時代になりました。

・エアコンと車
東京を代表とする都市の猛暑は、明らかに人災です。先日ニュースで、養老孟司さんが「エアコンは内部の熱と外の熱を入れ替えるだけの機械だ、こんなことをして都市の熱はどこにゆくんだ」といっていました。環境対策が進んでいる日本でもこの状態です。遅れている経済大国の中国では想像を超える問題になりそうな気がします。

・猛暑地追加(7/29)
昨日、ポータルのお天気ライブに館林市を追加しました。その前に38度の全国最高気温をNHKのニュースでやっていたからです。過去の最高気温は昨年の高知県四万十市の41度ですが、2位は熊谷市の40.9度、館林市は40.3度10位でした。冬の豪雪地は、以前から掲載していますが、今年から猛暑地も載せようと思っています。これからは年々記録が更新されそうです。

・熱帯より暑い日本(8/6)
4月から画像の取得がロックされていたECMWFヨーローッパ予報センターの上空天気図が突然復活しました。大変分かりにくいサイトになっていますので、今後もまた取得できなくなる可能性がありますが、当面このまま使用しようと思っています。それにしても、日本付近は真っ赤です。現在熱帯よりも暑くなっているのが分かります。

・台風12号復活(7/24)
台風12号が近づいています。九州から日本を縦断するような進路予想になっています。来週にかけて要注意です。台風12号は一旦消滅して、また復活したようです。めったにないことらしいですが、それだけ日本の近海が熱帯並に高温になっているということでしょう。

●梅雨前線と台風3個(7/10)
長梅雨と九州の豪雨に加え、台風が3個近づいています。まさに災害列島日本という感じです。地震や火山災害も世界一だと思いますが、温暖化の影響も世界一になるかもしれません。9号、10号は本州を直撃にはならないようですが、11号は心配です。

●梅雨前線の停滞と上空の寒気(6/26)
今年の梅雨は、異変が続いている。九州南部では記録的な豪雨が続き、前線から離れた関東北部が突風や局地的大雨に見舞われる。
異変は梅雨前線の動きと関係している。梅雨前線は九州南部付近に停滞。例年なら前線の影響で、関東付近に上空の寒気が南下することは少ないが、今年は前線が北上せず、今月中旬以降は断続的に寒気が流れ込む状態が続く。地上で暖められた上昇気流と上空の寒気の影響で大気が不安定になり、突風や局地的豪雨などが発生しやすくなった。

(朝日デジタルより)

●エルニーニョの夏
エルニーニョで梅雨が長くなりそうです。しかし、温暖化のため、日照不足にはなるが、冷夏にはならないと予想されています。

●地震に噴火
30日の小笠原の地震では、東京がかなり揺れたようですね。震源が600kmと深くて8.1という巨大地震だったようです。ともかく311以来、地震、噴火と多いです。松本市も糸静断層帯の真上なので、不安があります。

●インドの熱波 (5月)
インドでは50度を越し、数百人が亡くなったというニュースもあります。寒いより暑い方がいいと思っていましたが、50度では生きてゆけません。温暖化で世界的に天気が極端になっています。かなり怖い感じがします。インドの熱波は上記のECMWF(ヨーロッパ予報センター)で見れます。JavaScriptで暗号化されているため、画像は読み込めなくなりましたが。

●夏の暖気(4/28)
中国大陸から、かなり気温の高い気団が進んできて、日本の北を覆っています。現在の日本は北の方が暑くなっています。めずらしい現象です。アジア全体から見ると、熱帯に近い温度の気団が中国大陸の北の方まで覆っているようです。

●また寒気(4/16)
強い寒気が上空を通過しています。地上は南風が吹くので、ゲリラ豪雨、雹、竜巻がおきます。温暖化は怖いです。

●春の寒波(4/8)
強い寒気が日本に南下しています。しばらくは冬が続くようです。雪も春の雪という感じではなく、冬の細かい雪が降り続いています。

●バヌアツ、サイクロン「パム」 896hp、風速70m (3/14)
NHK(3/16)によると、バヌアツのサイクロンは中心気圧896hpで、風速は70mを記録したようです。12月の北海道の爆弾低気圧が950hpで、風速30mの猛吹雪でした。日本上陸した台風で一番強かったのが室戸台風の911hpです(d-web台風のすべて)。サイクロンと爆弾低気圧は両方とも、温暖化で海水温が上がっているのが原因です。地球全体が大変なことになりつつあります。南半球は今、夏が終わるところなのでしょう。

●温暖化と日本の環境の悪化
3/12現在、北海道では3日続きで猛吹雪が続いています。東北の被災地もそうですが、悪くなった環境や苦難を乗り越えるというのは、高齢化が進むこれからの日本人には無理なような気がします。アベノミクスでは、あの日失われた民間の元気は戻りませんし、地方の過疎化を止めることもできないと思います。

●また爆弾低気圧と寒気の南下(3/12)
爆弾低気圧が北海道の辺に居座っているため、強い北風が吹き、シベリアから寒気を引き寄せているようです。3日連続で、北海道、東北が吹雪になり、大雪になっています。温暖化が原因のようです。もうすぐ春分なのですが。

●この冬一番の寒気(2/9 9時)
この冬一番の強い寒気が南下しています。上空5000mで-48度だそうです。

●荒れる日本列島(2/3)
厳寒の立春を迎えています。羅臼では吹雪で家から出られなくなり、自衛隊の災害派遣が要請されています。北海道のすぐ東で、低気圧が台風並に発達しています。低気圧の回転は反時計回りですから、強い北風を起こし、シベリアから寒気を引き寄せます。低気圧が起きている海は気温が高いため、この水蒸気と寒気が合わさって、吹雪になるのです。大変な時代になりました。
●西安は春
クリックすると、アジア全体の画像が表示されます。それを見ると、日本とは反対に、大陸は穏やかで暖かいのが分かります。

●いつもの冬に(1/15)
昨年12月に日本の近くまで下がってきた北極の寒気が、ようやく北極の周りに戻ったようです。ようやく北極海が冷えて、寒気の押し出しが治まったのでしょう。これは北極振動といわれ、温暖化が進む現在、予想が難しい異常気象の大きな原因になっているようです。海水温が高く、陸地が冷えやすいのが、基本的な原理だとは思いますが。それにしても北極より北海道の方が寒くなるというのは、昔では考えられないことです。温暖化、異常気象は怖いものです。

Comments are closed.